「アザリアの仲間たち展」2017年7月~9月花巻にて開催予定!

【重要】パンフレットの訂正箇所

『アザリア』創刊百周年記念誌「宮沢賢治と『アザリア』の仲間たち」において、

数カ所訂正箇所がありました。

 

p60

× 宮澤明弘 →〇 宮澤明裕

× 椎名裕資 →〇 椎名雄資

 

大変失礼いたしました。本記事を以て訂正とさせていただきます。

開催!

こんばんは、実行委員会のFの方です。

さてさて、皆さま。7月でございます。
7月といえば!!そう!!
宮沢賢治と『アザリア』の仲間たち」展です!!!

 

我々実行委員会&助っ人様は『アザリア』第一號が発行されてからちょうど100年の、7月1日に岩手に上陸し、企画展の搬入をしてまいりました。

では、会場の様子です。

 

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公式チラシ&ポスター完成!

どうも、こんばんは!
実行委員会のFの方です。

企画展開催も間近に迫った本日、公式チラシ&ポスターが完成しました!

 

こちらです!

 

 

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「ハロー青春(アザリア)、あの日の君へ」

今回のキャッチコピーです。Mが原案、Fが口出しで決まりました。

 

準備はほぼほぼできました。
パンフレットも、展示パネルも、私たちに今できる全力を注ぎました。
パンフレットには現在わかっているアザリア全員年表もついてくるぞ!!すごいぞ!!ご興味ある方は是非見に来て、読んでやってください。

それでは、我々は搬入へ行ってきます!
3日(初日)は実行委員ふたりとも在廊しておりますので、よかったらお声かけください~!

【重要】協賛協力者の名前の掲載について

協賛金のご協力をいただいた方のお名前は、

展示パネルおよびパンフレットに掲載させていただくことになっております。

そこで大変急ではありますが、

お名前掲載の〆切を

 

6/23(金) にさせていただきます。

 

パネル・パンフレットの制作の事情によるものです。

ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。

 

協賛金のご協力自体は6/23以降も募集しております!

1口もしくは学生3口以上でパンフレットの進呈など、お名前の掲載以外の対応は変わりません。

どうぞよろしくお願いします!!

【近況】企画展準備&調査の東日本行脚

どうも、実行委員会のFの方です。
企画展準備も佳境に入り、ブログの更新がなかなかできませんでした。

というのも、先日5/30~6/7にかけて、実行委員会ズのふたりで、岩手・山梨・栃木・東京での企画展準備&調査の旅に出ていたのです!
なんと、八泊九日の長丁場!

色々な都合を考慮したらこんなことになってしまったのです…。
私たちの無茶な弾丸ツアーに応対してくださった皆様には感謝しかありません。

 

ということで、軽~く旅レポでもしてみましょうか!

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洋躑躅会小集第一回と馬鹿旅行

こんばんは!実行委員会のFの方です。

 

ここ最近私生活も、企画展準備もバタバタバタバタしております~。
先日も東海地方をめぐり、纐纈熊雄さんと村上亀治さんの資料をお借りしてまいりました!
これらの資料は、現物資料として展示予定です。
ふふふ、すごいもの借りてきましたよ~!ご期待ください~!

 


さて、本日は(だいぶ間が空いてしまいましたが)
『アザリア』創刊から一週間後のおはなしをしたいと思います。


1917(大正6)年7月7日夜、自分達の同人誌が完成した喜びを胸にアザリアメンバーが集いました。
「洋躑躅会小集第一回」と称されたその集まりの様子が『アザリア』第二輯に書かれています。


七月七日夜皆集る、丁度栗の花がまっ白く咲いていゝ香がして来る時だった、われらはおそく来る、早く来た人にあやまらねばならなかった、どうした処で心と心とで参り来った人だちだ、そこにへだつべき何物があらう、終夜語り暮した、ほんとにあの高くそびゆる岩手山の清らかさの様に
会者十名、伊藤、潮田、河本、纐纈、宮沢、鯉沼、保阪、小菅、福永、市村、作品の互選、テーブルスピーチ二、三あり、河本、潮田、小菅三氏のもの高点に入る、会開会後、雫石に旅行する馬鹿者もあった、(『アザリア』第二輯より)

 


この文章はおそらく保阪が書いたと考えられます。
この高揚感! 青春の喜びに満ち満ちた文章は、いっそまぶしいくらいですね!

この時、高点が入った作品は不明ですが、小菅、河本、潮田にとっては嬉しいことだったでしょう。

 

 

「雫石に旅行する馬鹿者」とは、宮沢、保阪、小菅、河本の四人のこと。
彼らは深夜0時15分、盛岡から春木場まで夜を徹して歩きました。
その距離約20キロ! さすが農業青年たち、体力あります。

興奮冷めやらず、友人たちと夜をそぞろ歩くのは、彼らにとって印象深い夜だったのでしょう。
彼らはそれぞれ、この夜の散歩のことを作品にしています。
保阪にいたっては、歩きながら60首以上の短歌を詠んでいました。

 


合歓の葉の/パット合ふごとし/友の心/まつたく旅を供に思へり、
まつくろに濡れた/街道の流れた火、/踏んで通れば/心がさびしき、
雫石は/田舎の町なれば/あけがたに/徹われらに犬が吠え渡る、
あけがたの/河原に睡るわれらなれば/大空の虹と、百姓が/わらふ(保阪嘉内「馬鹿旅行日記」より 歌稿ノート『我は独り』)

 


夜のそらにふとあらはれてさびしきは、床屋のみせのだんだらの棒
夜をこめて七ツ森まできたりしに、はやあけぞらに草穂うかべり
河ぶちのまひるゆらげるいしがきの、まどろみに入りてまた鳥なけり
琥珀張るつめたきそらは明ちかく、おほとかげらの雲をひたせり(宮沢賢治「夜のそらにふとあらはれて」より 『アザリア』第二輯)

 


淋しい月がさしよりて寝しづまる家
河原にね入る人らに朝の虹立つ
山の緑に終夜歩みし夜があくる(河本義行「車のきしり」より 『アザリア』第二輯)

 


不良少年夜道して歌よむ。
青空と黒くもの見分けつきやらず雲飛ぶ丘の暁の月。
緑こき柳の葉裏風に白々七月の真昼の陽の中に立つ(小菅健吉「不良少年」より 『アザリア』第二輯)

 

 


夜通し歩いて、河原で寝入り、明け方の空には虹がかかる……。
この「馬鹿旅行」(命名:保阪嘉内)は、彼らの友情を深くする一夜だったようです。


ちなみに、賢治はこの「馬鹿旅行」の思い出を、後に「秋田街道」という散文作品にしています。
その中には「河本さん」という名前が出てきます。

 


 いつかみんな睡ってゐたのだ。河本さんだけ起きてゐる。冷たい水を渉ってゐる。変に青く堅さうなからだをはだかになって体操をやってゐる。
 睡ってゐる人の枕まくらもとに大きな石をどしりどしりと投げつける。安山岩の柱状節理、安山岩の板状節理。水に落ちてはつめたい波を立てうつろな音をあげ、目を覚ました、目を覚ました。低い銀の雲の下で愕おどろいてよろよろしてゐる。それから怒ってゐる。今度はにがわらひをしてゐる。銀色の雲の下。(宮沢賢治「秋田街道」より)

 


こちらの散文作品もぜひ全文読んでいただきたいです。
(どうでもいいけど、河原で起きた順番は、河本→宮沢→保阪→小菅だと思われます。ということは、苦笑いをしているのは小菅…?)

 


そして、この「秋田街道」の直筆生原稿なんですが……

実は今年の9月に宮沢賢治記念館で開催される「文芸同人誌『アザリア』100周年記念展」にて、な、なんと! 初公開されるのです!

この記念展では、本物の『アザリア』(小菅本)の公開もされます!

宮沢賢治と『アザリア』の仲間たち」展とも開催時期が重なってますし、スケジュール次第ではどちらも見れますよ~!

 

記念展の詳細はこちらから http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/505/506/p004128.html
会期は9月2日から9月24日までのようですが、
「秋田街道」原稿公開は9月16日から9月24日ですので、ご注意ください。


いやあ、盛り上がってまいりましたね、『アザリア』。
皆さまもぜひ花巻で、彼らの青春のワクワク感に触れてくださいね~♪

アザリア奇譚紹介


お願い、間違えないで校友会編集委員
君たちが今ここで名前と作品をとり間違えたら、
小菅君と始めて載る宮沢君の作品はどうなっちゃうの?
時間はまだ残ってる。ここを耐えれば、
プーアじゃない立派な校友会会報ができるんだから!
  次回「宮沢君の名前で小菅君の作品が載ってる件について」
アザリアスタンバイ!

宮沢賢治ペンネームを使わない理由に「間違われたくないから」といったとかいってないとか…という話は実は高農時代、校友会会報に小菅健吉と名前が間違って載ってる事件が尾を引いているのでは?(間違われた前歴がなければ「間違われたくない」発言は多分出てこない)と思っています。


こんにちは。Fじゃない方のMです。
イタズラともわざととも言われてますが、仮に勝手に交換されてたらショックですよね。真実は謎ですが。

さて、前回の投稿からしばらくはいいだろうと思っていたら「なぜ君だけ一件だけの投稿なのか。卑怯也。もっと投稿せよ。」とFさんにいわれ、そんな多忙なFさんは絶賛資料と格闘しているので、またもやアザリアと自分たちの話をしにきました。


知る人は知っている「アザリア奇譚」のお話です。

アザリアの展示をやるまでに山あり谷あり、でしたがそもそもなぜ私達がアザリア研究に二人で乗り出したのか…なぜそこまでやる?と不思議な人もおられるかとおもいます。


私だって聞きたい。数年前はこんなことになってるなんて思ってなかった。

…ここに来るまで多くの幸運や不思議な縁に導かれてやってきました。
普通に好きで調べてるだけでは到底ここまでいけないのでは?というか今まで好きなこと調べたりしてもこんなことなかったじゃない?

こんな言い方をすると大変アレというか大丈夫?って言われそうですが
アザリアがー!あいつらがどんどん背中押して奇跡という池に落として
次はこれだ次はこれだって色んなお宝くれるんだものー!!
あの人たち絶対空から見下ろしてこっち見てるよママー!
って感じで今ここまで来てるんですね。

ええもう語り始めれば数時間は費やせる濃い数年間がありますとも。
アザリアについて語ると自然と自分たちの身に起きた奇跡についても
語らずにはいられない!

あまりにそんな体験の多さから「これはまとめておきたい」という気持ちになり二人でここまで2014年から2017年正月までの道のりをほぼ偽らずに書き下ろしたものがあります。

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それこそが「アザリア奇譚」
Fさんが小説風エッセイ、私が漫画担当で二人で本を作りました。

個人出版かつ少数だったので現在はもう在庫はありませんが
私達がアザリアに触れた切欠から二人で大発見したことまで
つまびらかに書きました。

実は研究において「研究史」というのも重要な要素でして
「誰がどんなことをいっていたけど誰がどう調べた結果これこれこうがわかって今ではこれが主流」、みたいなことを理解することも大切なんですね。

ぶっちゃけた話
「みてみてーー!私達ここまで行ってこんなことやってきたのー!
 それで今すごいことなってるのーーー!聞いてーーーー!」
言いたいだけに作ったような本、です。



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出だしはこんな漫画がありました。
嘘はついてないんだよ、ほんとだよ。

そして続きにFさんの描いたアザリア奇譚の第一話をのせました。

(※縦書きの物を横書きの形に編集しております。)

ちょっと長いので気をつけてほしいのですが第一話だけでも大変なお話
なんですよ。まじで。
大体これで奇跡の度合いがわかると思う。全編こんな感じ。


Fさんのエッセイは一連の足跡を辿る構成になっているのですが
私の漫画は基本的にオムニバスになっているので
それはまた今後随時紹介していきます。おたのしみに!

アザリア奇譚…それは実行委員会二名が辿ったアザリアを調べる道のり
そこで起きる大きな奇跡、衝撃、出会い、別れ…を
凝縮したほぼノンフィクション奇譚である!


 

 

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