【近況】企画展準備&調査の東日本行脚
どうも、実行委員会のFの方です。
企画展準備も佳境に入り、ブログの更新がなかなかできませんでした。
というのも、先日5/30~6/7にかけて、実行委員会ズのふたりで、岩手・山梨・栃木・東京での企画展準備&調査の旅に出ていたのです!
なんと、八泊九日の長丁場!
色々な都合を考慮したらこんなことになってしまったのです…。
私たちの無茶な弾丸ツアーに応対してくださった皆様には感謝しかありません。
ということで、軽~く旅レポでもしてみましょうか!
まず向かったのは岩手。
旧盛岡高等農林学校本館である農業教育資料館と、岩手大学農学部同窓会・北水会に伺いました。
穏やかな晴れの日!
こちらでは資料の撮影、そして借用をしてまいりました。
知る人ぞ知る、『同窓会報第35号』もお借りしてきましたよ~~!!
ちゃっかりと盛岡冷麺を自慢しつつ、
次に向かったのは花巻。
この日はあいにくの雨で、写真写りが悪いですね。
でも雨女のMさんがいるのに、今回の旅で雨だったのはこの日だけ。
アザリア調査中って大体晴れたり、雨がやんだりするんですが、彼らは晴れ男なんですかね?(*´艸`*)
花巻では記念館にご挨拶し、本企画展の会場となるイーハトーブ館と打ち合わせをしてまいりました。
具体的な展示プランも見えてきて、現在準備しているものをどう見せていこうか、わくわくしております!
一度東京へ戻り、今度は山梨へ!
甲府城の上から富士山を見たぞ~!
山梨と言えば、アザリア記念会。
いつも無茶なおねだりをひっさげて伺う我々なのですが、アザリア記念会の皆様は本当に良くしてくださるのです……うう、ありがたや…!!
今回はアザリア記念会が管理する保阪嘉内資料その他をお借りしてまいりました。
あまり人前に出る事のない資料たちなので、今回見とかないと損しますよ!
そして息つく間もなく一路、栃木へ!
山梨から栃木って遠いんですね……。
栃木では何があるかと言うと、「宮沢賢治学会地方セミナーin栃木」!!
アザリアの主筆の一人である小菅健吉さんの息子さんの小菅充さんの講演会や、
アザリア皆勤賞の潮田豊さんの息子さんの潮田悦穂さんや、小菅健吉さんと直接お話しなさっていた賢治研究者である杉田英夫先生、そして賢治関係者なら知らぬ者はいないでしょう宮沢和樹さんという
超豪華メンバーによるパネルディスカッションが行われました!
この知らせが出た時は、「私たちが行かないで誰が行くのよ!!」とふたりで大騒ぎしたものです。
会場の松が峰教会。建物自体もとても素敵でした…。
この日はなんと、小菅健吉さんの幻の講演会テープが公開され、
健吉さんの肉声を聞いてきちゃいました!!
とても穏やかな低い声なのに、ことばのひとつひとつがはっきりと伝わってくる。
講演会の内容は、それこそ賢治との関わりの御話だったのですが、
あのあたたかなお声が「賢治」と言うたびに感極まってしまいました……。
健吉さんが朗読する「雨ニモマケズ」を聞いた当たりで、完全に涙腺が緩みました。
このテープは翻刻されるはず(と杉田先生がおっしゃっておりました!)なので、
その日が待ち遠しいです。
栃木の賢治セミナーは二日間あり、二日目は賢治の主治医であった「佐藤隆房」さんのゆかりの地をめぐる旅でした。
殺生石を見に行ったり、
かしはばやしを散策したり……。
いいお天気に恵まれて、とても心地よいエクスカーションでした。
そして最後は東京!
国会図書館で資料使用申請をしたり、国際子ども図書館で写真撮影させていただいたり、バタバタ走り回っておりました。
また、アザリア唯一の林学科生・市村宏さんが、高農退学後に通っていた拓殖大学でもいろいろお話を聞かせていただきました。
拓殖の方々がすごく真剣に市村宏さんに興味を持ってくださっていて、ありがたかったです。
そしてさらにさらに、よく賢治に「歩きませんか」と誘われていたアザリアメンバー・福永文三郎さんの娘さんたちにもお会いし、たくさん取材させていただきました!
この内容はご許可が下りればパンフレットに掲載予定です。
と、まあ、なんやかんやドタバタしながら、やっと実行委員会ズの巣である関西に戻ってこれました……。
そこからは準備準備準備!
今日もこれからパネル印刷実験をしてまいります!
パネルのサイズが大きいから家庭用プリンターやコピー機じゃどうにも分からないところがあるんですよね……。
充実した日々であり、胃や頭を痛めながらもなんとか良い企画展実施のために動いております。
どうか応援よろしくお願いいたします。
今回の旅でいただいたお菓子を食べつつ作業に追われるFの方でした!